「マハ―バ―ラタとラーマ―ヤナ」(前川輝光著)

(お送りいただいた本から)

 神々のドラマとしての『マハーバーラタ』から、人間のドラマとしての『マハーバーラタ』へ。インドはもとより、東南アジア諸国の宗教・思想・文化の歴史に巨大な足跡を残し、現在もインド人、とくにヒンドゥー教徒たちにとって活きて働く文化財であるヒンドゥーの二大叙事詩を新しい視点で読み解く斬新な論考。(帯の紹介文)


 前川さんは、私の母校、有明高専の後輩。途中から文科系に進路変更し、現在は亜細亜大学教授(宗教学)。

著者について
1954年熊本県生まれ。大阪外国語大学ヒンディー語科、東京外国語大学大学院地域研究研究科、東京大学大学院人文科学研究科(宗教学・宗教史学)に学ぶ。1994年中村元賞受賞。1997年東京大学より博士(文学)。現職:亜細亜大学国際関係学部教授。専攻:宗教学、インド宗教・文化論。著書:『マックス・ヴェーバーとインド』(未来社、1992年)、『ヴェーバーとガーンディー』(亜細亜大学国際関係研究所、1999年)、『マハーバーラタの世界』(めこん、2006年)など。