全国高専OB,OGの会「ヒューマンネットワーク高専(HNK)]の奈良総会に出席

 全国の高専生OB,OGの友好団体「ヒューマン・ネットワーク高専」の第15回定時総会が6月18,19日、奈良市の春日野荘で開かれました。

 私は国立有明高専のOB(電気工学科、2期)ですが、結果的には、技術者とはほど遠い人生を歩むことになりました。それでも高専教育への関心を持ち続け、関西地区の世話人として総会準備にかかわってきました。この日、東京、長野から九州まで高専の卒業生、教員約50人が参加し、来年設立50年を迎える高専のあり方について熱っぽい議論がくりひろげられました。
 現在、福島原発の事故対策の第一線には、高専卒業生百数十人が作業にあたっているとのこと。毎年、約350人が原子力関連の会社に就職し、この春は例年の1,5倍の卒業生が就職しているそうです。
 また文科省がすすめている原子力人材育成事業には、全国34高専が参加し、原子力教育を受けているという報告もありました。ものづくりや現場に強い技術者養成をうたってきた高専教育と原子力産業の深いかかわりについて改めて考えさせられました。