山折哲雄講演会を主催して

 「いま、大阪の文化を考える」と題した連続講演会で29日、宗教学者山折哲雄さんに「大阪と人情について」との内容で語っていただきました。長谷川伸を中心とした「義理人情」の世界から始まり、「親鸞もまた人情家である」と独自の親鸞像を語り、大阪の近松門左衛門坂田三吉を描いた映画「王将」の世界まで自由自在に熱弁をふるわれ、実に内容が濃く、深く心に響くお話でした。講演会を開いた喜びとともに、たくさんの人に聞いてほしかったなあ、と心から思いました。