「明治論―メディアは女性をどう変えたか」佐伯順子著

(贈呈いただいた本から)

明治<美人>論―メディアは女性をどう変えたか (NHKブックス)
佐伯 順子 (著)
¥ 1,260

 佐伯さんは同志社大学教授。

内容紹介
芸者、セレブ、女学生…。
女性を見れば時代が見える


明治期、時代の激動とともに「美人」像もまた変遷した。写真というニューメディアは、容姿や装いを生き生きと再現し、新聞・雑誌はときにゴシップの対象、ときに憧れのライフスタイルの象徴として女性たちをとりあげる。女子教育と良妻賢母主義、社会に進出する「新しい女」、恋愛結婚の実践など、女性表象のうつろいを豊富なビジュアルとともに読み解く。

内容(「BOOK」データベースより)
絵葉書となり、流した浮名に庶民が興味津々の芸者・栄龍。鹿鳴館の貴婦人の一人でセレブ中のセレブ、侯爵夫人・鍋島栄子。美人コンテストで一等獲得。初の素人美人、女学生・末弘ヒロ子。彼女たちに代表される美人は、その容姿はもちろん、文明開化の気運がもたらした女性の地位、教育、ファッションなどの変革もあいまって、写真・出版メディアの注目を集めるに至った。黎明期の女性雑誌、明治初期に創刊された「小新聞」を中心に現代にも通じる美しい女性の生き方を問う。

単行本(ソフトカバー): 260ページ
出版社: NHK出版 (2012/11/28)
ISBN-10: 4140911980
ISBN-13: 978-4140911983
発売日: 2012/11/28