「掌の詩集」西原大輔著

(お送りいただいた本から) 私あてにお送りいただいた本にも何のコメントをしないまま、たくさんたまりつづけています。浮世の義理を欠き続けていますが、いただいたことの記録を兼ねてまた、本を紹介していきます。 今回は「掌の詩集」は、西原大輔さんが…

「諭吉の愉快と漱石の憂鬱」竹内真澄著

(お送りいただいた本から)「諭吉の愉快と漱石の憂鬱」 竹内 真澄 (著) ¥ 1,785 京都自由大学理事長でもある竹内真澄・桃山学院大学教授から送られてきました。 本の帯では、 「富国強兵路線の雪と自己本位路線の漱石。日本近代化開拓者の諭吉と日本近代化…

徹底検証 古事記 (飢餓陣営叢書) 村瀬 学 (著)

(お送りいただいた本から) 村瀬学さん(同志社女子大教授)から 送られてきました。村瀬さんは「『いのち』論のはじまり」や「なぜおとなになれないのか」から、「次の時代のための吉本隆明の読み方」など多彩で精力的な執筆活動をされ、その領域の幅広さ…

「福島の現状と子どもたちの人権」

(お送りいただいた本から)「福島の現状と子どもたちの人権」 ―國分俊樹講演会― 佐々木賢・阿部忠 編 出版社 本の森 800円+税 ISBN978-4-904184-60-8 福島県の小学校教諭、福島県教職員組合書記次長、福島県平和フォーラム事務局次長の國分俊樹さんの今年6…

グローバル市場原理に抗する静かなるレボリューション: 自然循環型共生社会への道

(お送りいただいた本から)グローバル市場原理に抗する静かなるレボリューション: 自然循環型共生社会への道 [単行本]小貫 雅男 (著), 伊藤 恵子 (著) 価格:¥ 3,990 内容(「BOOK」データベースより) 21世紀人々は、大地への回帰と人間復活の高度自然社…

吉村元男の「景」と「いのちの詩」

(お送りいただいた本から)吉村元男の「景」と「いのちの詩」 (シリーズ人と風と景と) [単行本] 吉村 元男 (著) ¥ 1,470内容紹介 本書に登場する四つの作品に従事できたことは、風景造園家としてきわめて僥倖な機会に恵まれたからでした。これらの作品が今…

「吉本隆明と『二つの敗戦』−近代の敗北と超克」

(お送りいただいた本から)「吉本隆明と『二つの敗戦』―近代の敗北と超克」 とよだ もとゆき著 20年ほど昔、雪の高野山で泊まりがけで開かれた「村上春樹」シンポジウムで出会って以来の友人。村上春樹論や吉本隆明論で斬新な論評を次々と発表している。 そ…

「超話せる! 守誠の・ゆるゆる・簡略英語」

(お送りいただいた本から) 長年、親しくさせていただいている守誠さんの新著です。今年、80歳になるとはいえ、いつも若々しく、その活動ぶりにはいつも畏敬の念を抱いています。「超話せる! 守誠の・ゆるゆる・簡略英語」守誠 (著) ¥ 1,260 (内容紹介) …

『地球の壊れ方」(町田幸彦著)

(お送りいただいた本から)『地球の壊れ方」(町田幸彦著) 「「壊れつづけているのは、世界の構造、思想の枠組み、人々のあり方であろう。歴史は決して終わっていない。次の時代がしっかり見えていないだけだ。まず壊れ方をしっかり見届ける必要がある。」…

「大阪の面白い人びと」 妹尾 豊孝 (著)

(贈呈いただいた本から)大阪の面白い人びと [大型本] 妹尾 豊孝 (著) ¥ 2,730 大阪府在住の写真家。スナップのおもしろさが魅力です。 内容紹介 ユーモラスであると共にシリアス! “東の荒木さん、西の妹尾さん”といわれるくらいスナップの名手、妹尾氏。 …

「明治論―メディアは女性をどう変えたか」佐伯順子著

(贈呈いただいた本から)明治論―メディアは女性をどう変えたか (NHKブックス) 佐伯 順子 (著) ¥ 1,260 佐伯さんは同志社大学教授。内容紹介 芸者、セレブ、女学生…。 女性を見れば時代が見える 明治期、時代の激動とともに「美人」像もまた変遷した。写真…

「地を巡るもの」上野都詩集

(贈呈いただいた本から)「地を巡るもの」 上野都詩集 「限りある命であっても、歌おうにもあまりに冬は長くとも 言の葉に育った種を 上野都は 蒔きつづけるだろう 野の道 湖のほとりに佇み 非業の死者たち どっしりと座敷の太い床柱になった祖母に想いを馳…

「UR団地の公的な再生と活用」 増永 理彦 (著)

(贈呈いただいた本から)UR団地の公的な再生と活用 増永 理彦 (著) ¥ 2,100 増永さんは、神戸松蔭女子学院大学教授。大阪自由大学にも関心をもっていただいています。 内容紹介 UR賃貸住宅の公的再生で、「適切な質」、「適度な家賃」の都市住宅を継続・発…

「森が都市を変える―野生のランドスケープデザイン 」 吉村 元男 (著)

(贈呈いただいた本から)森が都市を変える―野生のランドスケープデザイン [単行本] 吉村 元男 (著)森の大切さがよくわかります。 内容紹介 著者が30年間に携わった1200もの仕事の中から森と都市との共生を試みたランドスケープ作品を 紹介。大阪万博跡地に…

「写真家 井上青龍の時代」太田 順一 (著)

(贈呈いただいた本から)写真家 井上青龍の時代 [単行本] 太田 順一 (著) 太田さんは、私の大学時代の級友。大阪自由大学の公開サロンでこの本についてのお話をしていただきました。 内容紹介(アマゾン)かつてこんなに凄い写真家がいたことをあなたは、ご…

「西成の記」

(いただいた本から) 「西成の記」 筆者の宇野マサシさん(本名・政孝)は画家。1948年、愛知県豊田市生まれ。34年前、宇野さんは釜ケ崎(大阪市西成区)で日雇いの仕事をしながら、絵を描き続けていた。そして再び2011年から11か月間、西成区内の簡易宿泊…

破損した脳、感じる心―高次脳機能障害のリハビリ家族学

(いただいた本から) 著者の犬塚芳美さんから ある夜酔っぱらって後頭部を強打。生死の境をさまよい、片麻痺や高次脳機能障害という障害を抱える身に、夫がなった。きのうまで元気だったのに、計算もできない。左右の概念がない。視野が狭くなる。右半身に…

天と地と樹の美術館 人と動物の美術館

(いただいた本から)オフィスアイ・イケガミ代表の池上泉さんから●天と地と樹の美術館 吉野信の写真と文章で綴るフォトエッセイ。永年に渡り現地取材した月、星、太陽、オーロラなどの自然現象やベンガルタイガー、巨大ムースなどの野生動物の姿を見せる。…

子どものギモンに答える本

(いただいた本から) 子どものギモンに答える本―急に聞かれても困らない!お母さんのてびき [単行本] 高橋幸子 (著) 「はなかみ通信」の発行者、高橋幸子さんから。 「子どもは鋭いギモンをもっています。大人がとうに忘れたこと、考えても無駄だと思うこと…

東京下町噺―亀井堂ものがたり―

(いただいた本から) 審美社社長、韮澤謙氏から 明治、大正、昭和の東京下町、浅草、本郷、上野、日本橋を、関東大震災、東京大空襲にもめげず生きた、ある孤児の数奇な生涯。 著者 佐々木/雅發 昭和15年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。同大学大学院博士…

物語としての社会科学

(いただいた本から) 京都自由大学の理事長、竹内真澄・桃山学院大学教授から。 「世界的横断と歴史的縦断から位置づけ直される世界社会,日本・日本人像。人称論を掘り下げて社会科学に視座の転換を迫る。」と紹介されています。世界社会の現在と生存権の…

タブラ・ラサ: 頭のなかを空っぽにして

(お送りいただいたご本から)タブラ・ラサ: 頭のなかを空っぽにして [単行本] 東 宏治 (著) 価格: ¥ 1,680内容説明 やさしいことばを使った、抽象的で感覚的な、形而上的でリリカルな作品! ヴァレリーに傾倒した長い詩作業が裏打ちされている。(出版社…

ぼくの思考の航海日誌

(お送りいただいたご本から) ぼくの思考の航海日誌 [単行本] 東 宏治 (著) 価格: ¥ 1,890 内容説明 ここは考えるカフェである。カップ一杯のコーヒーや紅茶を飲みながら、さまざまなことに思いをはせるための多くのものが詰っている。単行本: 236ページ …

昭和の女優 今も愛され続ける美神たち

(いただいたご本などから)昭和の女優 今も愛され続ける美神たち 著者 伊良子序著 《フリージャーナリスト》 主な著作 『スリーマイル島への旅』(エディション・カイエ) 税込価格 1,785円(本体価格1,700円)内容 原節子、岸恵子、吉永小百合……、映画黄金…

愛とユーモアの社会運動論   末期資本主義を生きるために

(いただいたご本などから)愛とユーモアの社会運動論 末期資本主義を生きるために 渡邊 太 著 四六判 232頁 定価1890円(本体1800円+税5%) ISBN978-4-7628-2772-3 C0036 圧倒的な資本主義体制下で、私たちはどう生き延びていけるのか? 不安定化する現…

「ごちそうさま」もらったのは“命”のバトン―子どもがつくる“弁当の日”10年の軌跡

(お送りいただいた本から) 「ごちそうさま」もらったのは“命”のバトン―子どもがつくる“弁当の日”10年の軌跡 (シリーズ・子どもの時間) 竹下 和男 (著), 香川県綾川町立綾上中学校 (著) 自分でつくる。家族につくってあげる。友だちの顔を思いながらつくる…

子どもが巣立つということ

(お送りいただいた本から)子どもが巣立つということ―この時代の難しさのなかで [単行本] 浜田 寿美男 (著) 内容(「BOOK」データベースより) 人は、自らの力だけでは飛べない。希望、家族、他者の喜び、関係の網の目…そして、風のなすこと。「巣立ち」に…

ふるさと暦

(お送りいただいた本から) 「ふるさと暦―記者生活六十年」山野上純夫著 毎日新聞社、中外日報社を通じての記者活動が足かけ60年。広島で原爆に遭遇し、京都で宗教記者として暮らしたときの思い出などが書きつづられている。

神國ニ於ケル一伝道師ノ生活

(お送りいただいた本から)神國ニ於ケル一傳道師ノ生活 [単行本] アイザック ドーマン (著), Isaac Dooman (原著), 恩智 理 (翻訳) 阿吽社の元代表、森芙美子さんが最後に編集して出版されたご本。 本書は1914(大正3)年、ボストンで発行されたもので、著…

時代の証言―協同・共生の道を求めて  金森昂作著

(送っていただいた本から)時代の証言―協同・共生の道を求めて 金森昂作著 友人の編集者、落合祥尭さんが編集された本で、京都在住の亡き社会運動家、金森昂作さんの「語り」をまとめたものです。三井三池炭鉱の炭塵爆発によるCO中毒患者の救援活動をはじめ…